2006年10月07日

おすすめします 毎日新聞社社会部「縦並び社会」

2005年12月から2006年7月まで、毎日新聞に連載(計5部)された企画「縦並び社会」シリーズが、毎日新聞社より9月に出版されました。毎日新聞社会部「縦並び社会 貧富はこうして作られる」(本体1400円+税)です。

現在の新しい格差を、派遣労働などの現場から浮き彫りにしています。さらに、そうした記事についての読者、研究者からの発言をていねいに集め、多面的多角的な内容にしています。目は日本国内に留まらず、広く海外の実情も広く深くふれるものにしています。

いまのままの「格差」の進行、将来誰にとっても深刻さが増すと言う警鐘が鳴らされていました。説得力ある分析です。将来の可能性の芽を摘むことの恐ろしさを教えてくれています。改めてセーフティガードも見つめ直さなければなりません。

最後の第5部「識者からの提言」、立場考えを違いをのりこえて、憂慮しなくてはならない問題の大きさをはっきりさせています。企画「縦並び社会」は、どこから考えていけばよいのか、どんなことを行動につなげなければならないのか、国民ひとりひとりに対して、誠実な投げかけが行われています。

以上 (UT) 061007
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2006年09月19日

おすすめします 猿谷要「アメリカよ、美しく年をとれ」

1923(大正12)年生まれの、アメリカ史専攻の歴史学者猿谷要(さるたに・かなめ)さんが、「アメリカよ、美しく年をとれ」(岩波新書 2006年8月刊 本体700円+税)を出版しました。

猿谷さんは、日本人としての本格的なアメリカ史研究者として、もっとも早く取り組まれた人です。猿谷さん、こんな体験をしながら研究者となっていきました。旧制の仙台の第2高等学校での西洋史はフランスやドイツ中心、戦後まもなくの東大の西洋史学科でも、アメリカの歴史を教えてくれる先生が一人もいませんでした。

1945年7月上旬北海道の東の外れの西春別(現別海町)の軍の飛行場で、米軍のグラマン機の攻撃に遭遇します。そのとき近くまで来たので目撃できた飛行士が、22歳の猿谷さんより若いだろう少年だったのです。「鬼畜米英」と叩き込まれてきた猿谷さん、「私は戦っている相手のことを、まったく知らないでいたのではなかったか。」と気づきます。そのときから、アメリカを知りたいという思いが湧き、生涯の仕事につながっていきました。

本書はは、ご本人の半世紀以上にわたるアメリカ心象風景をまとめたものです。戦争体験からはじまり、幾多の訪米交流の中で、得られたことを、エッセイ風にまとめています。アメリカに対する暖かな思いにあふれた本です。「(65年間)私は敵国としてアメリカと戦ったり、友好国の一員となってアメリカの大学で学んだり、またアメリカでの生活を通じてその賛美者となったり、批判者となってきたりした。」
(序章 アメリカは若い国か)

猿谷さん、2003年に米ブッシュ政権がイラク戦争をはじめたとき、緊急に10数人の人と、アメリカへのよびかけ「アメリカよ!」という本を編纂したそうです。その本のご本人の文章が、「アメリカよ美しく年をとれ」。そのときからの思いを、結実されました。

本文の最後はこうしめくくられています。
「拡大強化されたEUと、世界人口の5分の1を占める中国を含んだ東アジアが、アメリカと並んで「世界三強」となる日が近づいている。そのときこそアメリカは、美しく初老の時期を迎えなければならないのである。」

目配りとバランスのとれた内容です。偏らず広く見るということの大事さ、痛感させてくれました。しかしイラク戦争に関しては、アメリカにとってすでに重荷であり、継続が困難であることを、猿谷さんは指摘しています。多くの方がお読みになることを期待します。

以上 (UT)




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2006年09月11日

おすすめします 品川正治「戦争のほんとうの恐さを知る 財界人の直言」

b.jpeg品川正治(しながわ・まさじ)さん、1924年生まれ、兵隊で戦傷体験を持ち、戦後派経済人として日本興亜損保(旧日本火災)の社長・会長を勤められました。経済同友会でも副代表幹事・専務理事も歴任されました。現在経済同友会終身幹事、国際開発センター会長です。

2006年7月「戦争のほんとうの恐さを知る 財界人の直言」(新日本出版社 本体1600円+税)を出版されました。

本日9月11日は、5年前にニューヨークでの大規模テロ事件が起きたと同じ日付です。それから世界は大きく「変わり」ました。さらに変わってもらうためには何が必要なのか。考えていく上でも示唆に富んだ「財界人の直言」をご紹介します。

「はじめに」で品川さんは、冒頭で次のように述べています。
「世の中の流れは、本当に速い。(中略)
この変化を無視して考え行動することは、もちろん出来ませんし、変化に自覚的に対応していくことは重要なことです。しかし、その場合も、確かな座標軸をもって激流を見分け、日本の進路を考えていくことが重要でしょう。
ーー日本の針路をみなさんが考える場合の座標軸は何かということをお話しするのが、この本の目的です。」

1944(昭和19)年12月に、20歳で兵隊として召集され、中国での戦争体験をされたことを、生々しく語っています。それが戦後を生き抜くうえで、大きな指針を与えたことがよくわかります。日本の中国やアメリカとの戦争で、日本人は3百万人、アジアの人たちは2千万人が亡くなりました。その痛苦の教訓からも現憲法が引き出されたとの思いを品川さんはっきり持って発言されています。

憲法九条を守ることの必要と大事さを、心の中から訴えており、説得力ある内容となっています。今の日本の中産階級は、日本の場合は税制とか財政でつくられた(185ページ)中産階級と発言していることは、衝撃的です。おねだりする中産階級にとどまっていることではなく、社会を支えるという自覚をもった階級、市民階級と呼ばれるものになってほしいという期待は、品川さんならではの指摘でしょう。

読みやすくわかりやすい語り口です。読んで考える、人と意見を交わしてみる、その大事さを教えてくれるものにもなっています。今82歳の品川さん、自分と同世代やそれ以上の人たちにも訴える以上に、より若い世代へのエールとする意気込みをこめています。「平和」があってこそ、生活も家も守られる、その「平和」とはなんでしょうか。

以上 (UT) 



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2006年09月09日

おすすめします 「憲法九条を世界遺産に」

a.jpegお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(おおた・ひかり)さんと、宗教学者の中沢新一さんの対談が集英社新書(2006年8月 本体660円+税)として出版されました。題して「憲法九条を世界遺産に」、3回の対談をまとめたものです。
題となった、「憲法九条を世界遺産に」は、「太田光の私が総理大臣になったらーー秘書田中」というテレビ番組のテーマづくりからでてきたもののようです(53ページ)。その表現に対して中沢氏が反応し、対談することとなりました。太田さんによれば、きっかけはジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」(岩波書店)を読んだことからでした。

宮沢賢治のその思想と行動に関して鋭いつっこみが太田さんから提起され、それに対する中沢さんの応答から対談ははじまっています。なぜ宮沢賢治からなのか。彼がかかえていた矛盾とは何か。それが日本国憲法とどう結びついていくことになるのか、どうして憲法九条が世界遺産に値すると考えているのか、対談をお読みになって、ぜひ味わっていただきたいものです。意表をつくスタートと展開、1965年生まれの太田さん、1950年生まれの中沢さん、おふたりの熱のこもった対論、まことに刺激的です。

太田さん、「醒睡笑」にある日蓮宗のお坊さんと浄土宗のお坊さんとの対立と和解の話を、中沢さんから聞いた後、こういっています。
「古典落語にあるような相手を許す笑いがなくなって、徹底的に相手を否定するという空気が充満しています。インターネットの書き込みなんて、『太田死ね』の連続ですから。」(112ページ)
匿名の影にかくれて、そのような書き込みをする人こそ一番に読んでほしい「憲法九条を世界遺産に」であることは確かです。


余談となりますが、宮沢賢治はまた、外国人にも大きな影響をおよぼしているようです。

日本文学研究者の中国人王敏(ワン ミン)さんの「謝々! 宮沢賢治」が朝日文庫(本体660円+税)でこの8月10年ぶりの再刊出版となりました。1954年生まれの王さんは、1982年文化大革命後中国初の日本文学研究の国費留学生として来日しました。現在、日本と中国の架け橋のひとりとして活躍しています。

王さんは1954年生まれ、四川外国語学院大学院院生時代、日本人教師石川一成氏の手作り教材で、宮沢賢治の「雨ニモマケズーー」と出会いました。
「石川先生の教えを受けながら、すでに私の内部では、『鬼』とばかり思っていた日本人観に少しずつ変化が起こっていた。しかし、この詩を読んだ瞬間、さらに決定的な確信が訪れた。日本人を見直す心の流れが、それこそ浪のように押し寄せてくるのを感じた。」(「謝々! 宮沢賢治」41ページ )

以上 (UT)









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2006年08月29日

おすすめします 「オーマイニュースの挑戦」

韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」が日本法人を設立、8月28日より「オーマイニュース日本版」を創刊しました。編集長にジャーナリスト鳥越俊太郎氏を起用、4月に氏と接触してからこの短期間でということなのであわただしいスタートともいえるでしょう。ソフトバンクが日本法人に出資ということも話題となりました。

登録した市民記者による実名での投稿、双方向のコミュニケーションをこことがけるという形は、本家と同様です。とりあえず1000人の市民記者で出発、ゆくゆくは数万人の記者体制にしていきたいとの構想です。関心をもって見守りたいことです。日本らしい形での自由闊達な意見交換の場が定着していくことになるなら、大きなインパクトになることも確かです。

2005年3月に太田出版よりその創業者の著作を日本語訳した「オーマイニュースの挑戦 ー韓国インターネット新聞事始め」が出版されていました。本体価格1800円+税です。

スタートさせ思いを実現させていったオ・ヨンホ氏の思い取り組みが、本人の熱い語り口で具体的に述べられています。世界のマスコミ人が注目したこともでており、大きなショックを与えた創業であることもわかるものとなっています。

この機会に目を通されるのも、理解を深める一助になるかもしれません。

以上 (UT) 060829
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2006年08月28日

おすすめします 森絵都「風に舞いあがるビニールシート」

第13回直木賞受賞のひとりが森絵都さんでした。「風に舞いあがるビニールシート」がその対象作です。

同名の本が文藝春秋から出されています(2006年5月刊 本体1400円+税)。内容は、6編の短編集(中篇ともいえるものもあります)、「別冊文藝春秋」に2005年3月号から2006年1月号まで掲載されたものです。「風に舞いあがる」はその中の最新のものであり、本には掲載順で一番最後におかれています。

「風に舞いあがるビニールシート」は、題からでは内容の予想がとくにつきにくいものでした。主人公は国連難民高等弁務官事務所(UNRCR)の東京事務所に勤める日本人女性里佳。転進してその職場を選ぶことになりましたが、さすがに多国籍な人たちが活動する職場で、彼女の活動に伴ってその雰囲気がつたわってきます。同じ職場のアメリカ人エドと結婚しましたが、結果として離婚。そのエドはアフガニスタンで1年前に亡くなっているという設定です。
世界の難民問題に対応する職場という困難な国際社会といやでも向き合わなければならない職場の中で、人とのつながり、自分自身の生き方をみつめる内容となっています。詳細は、関心ある方は、ぜひお読みいただけくのがよろしいでしょう。なにかさわやかな結末と言いたいのですが、それに対しても考えさせられてしまいました。

今回、はじめて森さんの著作を目にすることとなりました。6編それぞれ、多彩な舞台を設定し、意外性もある結末となっています。題材に関する資料や知識もきちんと読み込んだことも感じさせられ、手抜きのない短編集との印象を持ちました。

その中の一編「守護神」は、ある「社会人」大学生(夜間部)が、レポートを代理で書いてくれるという同じ学部の先輩大学生に会う話です。レポートの題材にしようとかいう「伊勢物語」「徒然草」について詳細な内容分析のふたりのやりとりがそのなかにあります。私も中学、高校時代のうろおぼえのわずかな知識を思い起こしましたが、とてもついていける内容ではありません。文学部でのきちんとしたレポートというものは、ただ書きなぐったのではだめということも、はじめて知りました。メルヘンといえる小品ですが、著者の気持ちの若々しさ、青春をいとおしく思う気持ち、私にも伝わりました。

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2006年08月24日

おすすめします 沢田猛「カネト −炎のアイヌ魂」

沢田猛「カネト −炎のアイヌ魂」(ひのくま出版 1983年刊 本体価格1500円+税)は、1983年出版以来、ロングセラーを続けています。静岡県の出版社によるアイヌを主人公とした児童文学のノンフィクションです。

著者の沢田さんは、新聞記者として静岡支局も勤務していました。その間の1980年に、鉄道建設に伴うアイヌ測量隊の話を聞いたことが、きっかけとなりました。愛知県と長野県を結ぶ鉄道が完成するためには、難所天竜峡の測量と工事が不可欠でした。それは1932(昭和7)年に達成されたのです。完成に貢献したアイヌ集団の存在とリーダーの川村カネトの存在が、現地でも埋もれていた状態だったのです。そのことを残念に思う本田さん、今村さんといった人の歴史の掘り起こしと、戦後になっての記念事業への川村さんの北海道からの招聘がありました。

沢田さんはそれらのことに深い印象を受け、生前の川村さんと会う機会がなかったにもかかわらず、たんねんな取材調査で、本としました。工事にとりかかる立場になるカネトさんの旭川での生い立ち、技術者としての成長も、良くまとめられています。その川村カネトさんは、旭川市の川村カ子ト(カネト)アイヌ記念館を建設し、子供さんが、それを引きついていまにいたっています。

9月1日公開予定、ウェブマガジン・カムイミンタラ9月号特集が、「民族文化の伝承を進取の気性で 旭川・川村カ子トアイヌ記念館」です。あわせお読みいただければ幸いです。

以上 (UT)




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2006年08月18日

おすすめします 下嶋哲朗「平和は『退屈』ですか」

1941年生まれのノンフィクション作家下嶋哲朗さんが、「平和は『退屈』ですか 元ひめゆり学徒と若者たちの500日」(岩波書店 2006年6月刊 本体価格1500円+税)を出版しました。

本人が、2004年に沖縄県で「虹の会」つくり、約500日の間活動を続けました。高校生大学生といった若者たちと、ひめゆり平和祈念資料館の語り部たちの交流の会です。きっかけが下嶋さんが2003年6月22日に元ひめゆり学徒隊員などの話を聞いた高校生が「言葉がこころに届かない」と発言がきっかけとなりました。

戦争体験を語り継ぐということが、どのようなすれば可能なのだろうかという試行がはじめられ「虹の会」の結成と、学びの継続となりました。結果としては戦争体験者の思いや体験は、戦争体験のない人にもひきつかれ、語り部に育つことは可能であることを示した実践例になったのです。

どのようにして、どの点がかみあうことになったのか、という点はぜひお読みになって知ってほしいことです。試行錯誤の答えを、ここに書くというのでは、著者の思いをきちんと伝えることにはならないでしょうから。私も、そんなことかと驚きました。

若者達、ひめゆり学徒たちの、多彩多様な発言が収録されており、その発想の豊さ、気持ちの広さも、私は驚くばかりでした。沖縄にいる3人の外国人留学生もインタビューで登場し、なお内容に奥行きを与えています。考えることに裏打ちされた言葉の力とは大きなものということ、しっかり認識しました。

「戦争を語り継ぐ」ということは、可能なのか、どんな意味があるのか、改めて考えさせてくれる内容です。内容は重いものがありますが、楽しく面白く、虹の会参加者が体験実感したことを伝えてくれています。しかし、著者はたいへん苦労をして、このようにまとめたに違いありません。その努力心意気も伝わります。

以上 (UT)









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2006年08月09日

おすすめします シンディ・シーハンとキャンプ・ケイシーについての出版

今、イスラエルが、パレスチナどころか、レバノンにも武力侵攻、たいへんな事態が中東にまた起きました。これに対してアメリカ政府はイスラエルの行動を阻止しようという態度を、いまのところ示していません。イスラエルの支援者としての行動を引き続き世界にしめしています。

7日のアラブ緊急外相会議は、レバノン提案の停戦案を支持し、国連安全保障理事会に代表を送ることとなりました。イスラエル軍撤退を前提にし、それを盛り込んでいない米仏案の停戦案の修正を求める姿勢です。

イラク戦争開始以来のイラク情勢、ますます深刻化の一途です。そのうえの事態、アラブ世界の気持ちや考えを納得させるものでは到底ないようです。石油の供給、価格への波及も懸念される問題であることも間違いありません。

8月6日から、テキサス州クロフォード市で、シンディ・シーハンさん(イラク戦争で息子ケイシーを失い、イラク戦争からのアメリカ撤退を主張するようになった母親)が、2005年に続く2度目の「キャンプ・ケイシー」をはじめたそうです。

昨2005年同地ブッシュ大統領所有の農場で、夏季休暇中のブッシュ氏に面会を求めておもむき、拒絶されたことがありました。面会をもとめるため、息子の名をつけた「キャンプ・ケイシー」を支援者などの協力で開設、マスコミでも大きく報道されました。

今回は土地もしっかり確保し、9月2日までとか。これではブッシュ大統領もおちおち滞在できないでしょう。イラク戦争反対の行動の象徴的な意味づけと、ご本人も支援者も考えているのでしょうか。

「わたしの息子はなぜイラクで死んだのですか シンディ・シーハン 平和への闘い」という本(大月書店 本体価格1400円 税別)がこの7月に翻訳されて出版されていました。

2005年8月の26日間のキャンプ・ケイシーがどのようなものであったか、よく伝えてくれるものとなっています。現地でのキャンプについての賛成反対を広くとりまとめて紹介、アメリカの市民たちの意見感覚行動、よく知ることができました。ふところの広さはさすがアメリカ合衆国(合州国)なのでしょうか。あわせて、シーハンさんの行動に賛成する人たちの幅広さ多様さも、驚くばかりです。よくても悪くても国論を二分する問題というものは、こういうものなのでしょう。

地元週刊新聞社のレオン・スミス編著のものでした。原題は The Vigil
で、寝ずの番とか見張りという意味のようです。その新聞社ローンスター・イコノミスト社はなかなかユニークな会社であることもよくわかります。その点についてもおすすめできる内容です。

この本には、日本語版出版に際してのシーハンさんの言葉も最初に添えられていました。

「日本の友人たちへ

去年の夏、私たちはジョージ・ブッシュの牧場近くで
平和を求めて集いました。それに連動して、
いくつもの平和を求める集いが開かれたことを、
私はとても光栄に思いました。

日本の皆さんにもこの本を楽しんでいただくとともに、
私たちが夢中で過ごした26日間のことを
知っていただければ幸いです。

つねに平和を求めて!

               シンディ・シーハン」

以上 (UT)



















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2006年08月07日

天木直人さんの記者会見記事(日刊ベリタ)紹介します

ウェブマガジン・カムイミンタラの読者の方より、日刊ベリタ(ウェブサイトでニュースを配信でしいます)の記事についてご案内をいただきました。8月3日掲載の天木直人元レバノン大使とダーヘル・レバノン大学教授の記者会見記事です。


「日刊ベリタ」さん、くわしく知りたければ有料での利用をという情報提供をされています。また「有料・無料にかかわらず、見出しとリード文以外を無断転載することはお控え下さい」としています。しかし、今回は何人もの読者からの声にこたえ、該当記事に関しては、無料扱い(全文が誰にでも読めるということ)とし、さらに転載可の扱いとされました。

カムイミンタラブログでも、ご紹介させていただくこととしました。「イスラエルの暴挙停止へ世界の市民が行動へ」、ここからもお読みいただければ幸いです。

以上 (UT)
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2006年08月02日

おすすめします 原田宏二「警察 vs 警察官」

このたび、明るい警察を実現する全国ネットワーク代表の原田宏ニさん(元北海道警察釧路方面本部長)が、講談社より「警察 vs 警察官」(本体価格1600円 税別)を出しました。

本の腰巻きのつづられている文章を紹介します。
「警察組織に牙をむいた3人の警察官の闘い全記録」
「裏金作りを拒否し続け、報復人事に耐える『愛媛の岩窟王』。『平成の刀狩り』の犠牲にされた元長崎県警の敏腕刑事。高知県警の罠にはなった『スケープゴート』警部たちが告発する。」

原田さん、温かな目で、3人(仙波敏郎さん、大宅武彦さん、片岡壮起さん)について語っています。理不尽さと一方的な組織都合に対する激しい怒りもふくめてです。それを読んで、私も、状況や事実を知ることとなりました。ひろく読まれてほしい本です。

愛媛県警の仙波敏郎さんは、現職警官の告発に対しみせしめとしての不当配転人事にあいました。この6月愛媛県人事委員会が「人事権の乱用にあたる」と、県警に人事異動を取り消す採決を行いました。じつに1年4か月ぶりに元の職場鉄道警察隊に復帰したのです。最新のニュースのひとつとして本書の中にも触れられています。

原田さんのエピローグ「私を支えてくれた二人の盟友」、弁護士市川守弘さんの終わりの寄稿「原田宏ニ氏、その、人となり」、おふたりの姿勢と人柄がよく示された内容です。しみじみと読みました。とりあげられた3人にとっても、なによりの贈り物になるのではないでしょうか。

8月1日、札幌で、「道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会」主催で、「ー知事は、なにができるかー 警察問題を考える道民集会」が開催されました。講演とパネルディスカッションの内容で、講演は浅野史郎さん(現慶応大学教授、前宮城県知事)、パネルディスカッションはコーディネーターに市川守弘さん、パネラーに浅野さん、大谷昭宏さん(ジャーナリスト)、そして原田宏ニさんで行われました。裏金問題を含めた警察問題、まだまだこれからということと、風化させない努力が市民に求められていることが、わかりやすく示されました。道民の会の活動、ウェブマガジン カムイミンタラの2005年11月号(第6号 通巻126号)で「草の根の声を知事と道議会に」と題して特集しています。あわせてご覧いただければ幸いです。

(UT)



















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2006年07月26日

おすすめします 「中学生はこれを読め」

ブックレット「中学生はこれを読め」(北海道書店商業組合・編 北海道新聞社 本体価格500円+税)がでました。

2004年から「本屋のオヤジのおせっかい ”中学生はこれを読め!”」フェアがはじめられ、今年で3回目、札幌の27書店ではじまったものが、全道に拡大、さらには本州の書店にも広がりました。関心や理解のひろまるなか、今回の紹介書となったものです。

書店員がすすめる500冊のリストが掲載されています。多彩で多様な構成です。そのなかから120冊をさらにセレクションとし、元気になれる本、新しい自分に出会える本などと5分野に分けて書店員による解説つきで紹介しています。坂本勤さん、福田洋子さんの対談「本をすすめる大人になろう」も、本との出会いの楽しさ面白さを伝える内容です。

この取組みの口火を切った久住邦晴さん、序文で書いています。
「最近、子どもたちの読書離れが声高に言われている。札幌市では不読者(1か月に1冊も本を読まない)の割合が小学生で11%、中学生ではなんと28%にもなる。
でも一番身近であるはずの町の本屋に彼ら向きの本がほとんどないというのではとやかく言うことなんで出来やしない。
そこで反省し、『中学生の棚』を作ることにした。まず選書とリスト作りから、選書の基準はただひとつ『面白いこと』だけ。本から離れてしまった中学生たちに本の面白さを分かってもらいたかった。『ためになる』とか『勉強になる』はその後だ。」

(UT)




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2006年07月19日

おすすめします きむらゆういち「あらしのよるに」シリーズ

「あらしのよるに」(きむらゆういち作 あべ弘士絵 講談社)はアニメ映画にもなりました。狼とヤギが嵐の夜に同じ場所に逃げ込みました。暗闇の中で、お互いにどんな相手か気づかず、友達になろうということになりました。それからがお話がはじまります。

絵本としては7巻で、それぞれ題は違っています。最初が「あらしのよるに」以降「ありはれたひに」「くものきれまに」などなど、最後が「しろいやみのはてで」となります。1994年からの連作、巻を重ねるたびに、評価が高まっていったものだそうです。映画は最初の内容だけにはとどまっていません。

おくればせながらの紹介です。本来、獲物と捕食者の関係の狼と山羊が、友達になる、なれる、これはなかなかの提起ではないかと考えました。そのことを読み手がそれぞれどう受け止めるか、夢と想像を働かせる絵本です。きむらさんも行間を読んでほしいようです。時代ともかみあった本かも知れないと考えるのは大人の勝手読みでしょうか。

絵のあべ弘士さんは、また旭山動物園飼育係から専業作家になった方です。あべさんの温かな絵が、またなんともいえない雰囲気をかもし出しています。じつは、あべ弘士さんの講演を前に聞いたこと、映画になって関心を持ったことが、普段絵本を見ない私にも「あらしのよるに」を手にとらせました。

(UT)





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2006年07月08日

おすすめします 天木直人「外交力でアメリカを超える」

イラク戦争開始時のレバノン特命全権大使だった天木直人さんが、「外交力でアメリカを超える −外交官がたどりついた結論ー」を出版しました(かもがわ出版  2006年4月刊 本体価格1300円税別)。

天木さんは、ついこの間まで憲法9条を変えるべきかどうかについて確たる意見を持ち合わせていなかったそうです。外務省を辞めた(辞めさせられた?)あとの、自由な身になってからの自分の頭での思索の結果が、この本となりました。

「私が誰よりも強い護憲論者になったきっかけは、私が中東の小国レバノンに大使として勤務し、パレスチナ紛争の不条理を目撃したからです。米国の不正義な中東政策をしったからです。」(14ページ プロローグ)

天木さんはこの本の出版についてもとくに考えてはいなかったそうですが、京都での講演を聞いたかもがわ出版社からの重ねての提案に気持ちを変え応じることにしたそうです。

「イラク戦争に反対して外務省を辞した私は、俄か平和主義者、護憲主義者よろしく各地で講演を続けてきました。そのたびに、憲法9条を守ろうとする熱心な人たちが沖縄から北海道まで、この日本になんと多くおられるかと感動を覚えました。それはまた、組織を離れて1人で生きていく自分にとっての励みにもなりました。
 この人たちとの出会いに感謝し、来るべき国民投票に備えてこれらの人たちと改憲阻止に向かって連帯を深めるべきではないか。憲法を守るために少しでも役立つことができるのであれば協力すべきではないか、講演録をまとめて1人でも多くの人々に護憲の重要性に気づいてもらうことができるのなら望外の喜びではないか、そう考えるようになったのです。」 (150ページ 出版によせて)

憲法9条について突き詰めて考えたことがない人たちにこそ聞いてほしい読んでほしいとという著者の気持ちが伝わります。

週刊現代2006年7月15日号にジャーナリスト井上佳武氏の寄稿が掲載されました。題して「『イラク出兵』自衛隊員「戦死者(自殺)5人』とPTSDに囚われた”帰還兵たち”」です。

帰還後自殺した自衛隊員の中で、陸上自衛隊第11師団のA3佐についてのことがでていました。彼は帰還後日米共同訓練の期間中に「米兵と一緒にいたら殺されてしまう」と騒いだ人物だそうです。じつは、サマーワ滞在中に、自衛隊の軽装甲気動車が米兵から誤射された事件があり、A3佐は警備責任者だったそうです。

また記事のなかでは軍事評論家の神浦元彰氏の発言を紹介しています。これも重要な指摘といわなくてはなりません。
「イラクにおいて、陸上自衛隊員が戦死した場合、国からの補償金は約1億円です。日本へ帰国してから自殺したケースでは、イラクへ派遣されたことと、自殺との因果関係を証明しなければならない。それができなければ、前例がないし、補償金はでないでしょう」

もし現地では無事であったとしても帰還後の問題、そしてイラクでは今後いっそう米軍の後方支援で働くという航空自衛隊のリスクの高まりの問題、深刻なことではこれからますます大きくなりそうです。この議事の副題が「小泉首相と防衛庁がひた隠す”ポチの代償”」のも、なかなかの鋭さでした。

そうした事態を直視し、考える意味でも、天木氏の問いかけは、重いものがあります。読んで読者が憲法9条と来るべき「国民投票」ついて、自分の頭で考えてみること、これが天木氏の望むところです。

(UT)









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2006年07月01日

おすすめします 有川浩「図書館戦争」

「図書館戦争」(有川浩作 メディアワークス 2006年3月刊 税込価格1680円)、題だけでは、中味はまったくわからないという意外性もありました。「メディア良化法」なる法律が制定され、政府の手になる武装組織メディア良化委員会が、本の検閲と没収を行うという近未来の日本が舞台の小説です。

このメディア良化法なるもの、「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる」という趣旨の法律だそうで、このもっともらしさ、昨今のあれやこれやにも通じるものがあるのかもしれません。これに対して、図書館が「武装組織の防衛隊」を結成、図書館の自由、言論出版の自由のために対抗するという設定となっています。その防衛隊の新人女性隊員笠原郁の悪戦苦闘が、ユーモアたっぷりに描かれています。

冒頭が、郁の就職先の図書館の様子を親に知らせようという手紙の書き出し。なんとその中に戦闘訓練も行っていますとのくだりを書きかけて、筆が止まるところから物語ははじまります。しめくくりが、改めて送ろうとする書き直した手紙の内容です。その間に起こり体験したさまざまな出来事と、直面した郁のけっこうミーハーな(死語でしょうか)な言動が、とにかく面白いお話です。ぞっとする内容をこうまで笑わせる著者、1972年生まれだそうですが、たいへんな力量とお見受けしました。

続編はあるのかないのか、気にさせられてしまった本でした。私は続編を期待します。

(UT)









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2006年06月25日

おすすめします 保阪正康「松本清張と昭和史」

幅広い著作活動をされている保阪正康さん(1939年北海道生まれ)が、平凡社新書で、「松本清張と昭和史」(本体720円税別)をこの5月に出版されました。記録者として昭和史をほりさげて系統的に追求してきました。その保阪さんが、作家松本清張の「昭和史発掘」「日本の黒い霧」を再検証するという意欲的な試みです。

先達としての松本清張と清張史観を、暖かい目でとらえ、かみくだいています。対象作品の親切な解説も付記され、該当著作にそれほどなじんでいない読者にも親切な構成です。

「松本は、決して硬い言葉で官憲に対する怒りを語るのではなく、小説的な手法を借りて、そのなかに現実を細かく描写することで私たちが昭和前期に何を失ったのか、何が見えていなかったのかを丹念に描いている。それゆえに説得力を持っている。」(41ページ)

エピローグは以下の文でしめくくられています。
「20世紀前半の日本の錯誤については、冷静に問い直しをしなければならない。それなしに私たちは21世紀の空間に身を置くことははできない。もしその問い直しや検証なしに21世紀に身を置くなら、私たちの国は『急角度にその性格が変わっていく』ことになるのではないか。そうした自問をくり返すために松本作品は存在している。政治や思想とは別に、私たちの感性や知性を鍛えるために存在しているともいえる。今こそその理解が必要になっている。」
以上 (室長)
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2006年06月05日

お勧めします 竹中千春「世界はなぜ仲良くできないの?」

明治学院大学国際学部教授竹中千春さんが、「世界はなぜ仲良くできないの?−暴力の連鎖を解くためにー」(阪急コミュニケーションズ 2004年6月刊 本体1600円+税)を出版しています。2年たった今春、私も読む機会がありました。「逆説的ですが、(アフガニスタンの)地域社会の暴力のレベルは、2001年の戦争以前より高まりました。アメリカから多額の軍事援助が流れ込み、大量の兵器が持ち込まれたからです。」(181ページ)最近の報道では、今アフガニスタンは、また米軍に対してあるいは地元の勢力の中での流血の事態が多発する状況になっているようです。先を見通した判断と受け止めました。竹中さんは、「安全で豊かな社会」にいる人も含めた多くの人々が、「あ、痛い」と感じて他人の痛みを共有してほしいこと、それからの仲間意識がつくられていくことを、望んでいます。幅広い見識体験からの温かなメッセージがこめられた内容の本です。(UT)
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2006年04月10日

おすすめします 稲泉連「ぼくもいくさに征(ゆ)くのだけれど」

1979年生まれの稲泉連(いないずみ・れん)さんが、2004年に「ぼくもいくさに征(ゆ)くのだけれど 竹内浩三の詩と死」(中央公論新社 本体価格税別2200円)を出版しました。太平洋戦争に従軍、1945年4月9日にフィリピンで23歳で戦死した竹内浩三は、書き残していた詩により戦後は詩人として知られるようになりました。竹内浩三の詩などをまとめた「日本が見えない」(藤原書店2001年11月刊行)を、稲泉さんは、読むこととなりました。「もし竹内浩三に『何か』があるとしたら、それは僕にとって、戦争が当たり前だった時代に自分と同年齢の者が書いた言葉に、素直に共感したことにあった。」(P12)それから2年余の取材がスタートし、この本が誕生しました。「僕だって、戦争へ行けば 忠義をつくすだろう 僕の心臓は強くないし 神経も細いほうだから」と言葉を残した竹内浩三。さまざまな人たちとの出会いとかかわりが、温かな目線で綴られたものになっています。そしてその人たちに続き竹内浩三を次代へバトンタッチをしていく一人として、稲泉さんも登場することとなりました。(UT)
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2006年03月03日

おすすめします ドイツ映画「白バラの祈り」

3月4日より札幌の映画館シアターキノで、ドイツ映画「白バラの祈り」が上映されます。すでに東京をはじめとする各地で公開が続く中、北海道でも上映されることとなりました。
1943年、ナチス支配下のドイツで、戦争反対のビラを配布した女子大生ゾフィー・ショルを主人公としたドイツ映画です。彼女は自分の信念を貫いたことで死刑となりました。暗黒の時代の輝ける行動です。アカデミー賞外国映画賞にもノミネートされている、注目作。ご覧になることおすすめします。(UT)
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2006年02月22日

おすすめします 小菅正夫「旭山動物園革命」

今月、角川書店の新書で「旭山動物園革命 −夢を実現した復活プロジェクトー」(小菅正夫 著 本体税別724円)が出版されました。旭山動物園園長の小菅さんが語る旭山動物園の復活と再生とについてこれまでで一番まとまった本です。
「念のために記しておくが、ここに書かせていただいたことは、私や旭山動物園のスタッフたちが、頭だけで考えたものではない。園内にいる野生動物と向き合うことによって、動物たちから教えられたことがほとんどだ。それを私が代表してお伝えするだけである。」(はじめに)「失敗は数知れずしてきた。しかし、成功もある程度手にすることができた。」という小菅さん(小菅さんたち)の挑戦、じっくり噛み締めてください。

カムイミンタラ2003年7月号(通巻117号)特集が、「動物いきいき人間ワクワク ー旭川市旭山動物園」でした。アーカイブズでお読みいただけます。

(UT)
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