2009年06月27日

おすすめします 「運命の人」第4巻がでました

山ア豊子さんの小説「運命の人」が単行本の第4巻が出版されて、完結しました。

舞台は急転して、沖縄です。ぼろぼろになった主人公、元新聞記者弓成は、そこで大きく自分をとりもどすことになります。

作者は、弓成と、彼をとりまく人々(現地の人、そして家族など)とに、未来を託す気持で、小説を閉じようとしているように思われます。現実は過酷でも、それに立ち向かうすがすがしさが、余韻として残された作品です。

内容詳細は、手にとって読むことでご確認ください。

沖縄密約は30年たって証拠文書の存在が、米国から発見されました。日本人歴史研究者に手によるものです。それも描かれています。

取材対象者の多さ幅広さ、綿密な資料収集、作品の厚みを支えているものになっています。第4巻の巻末のリストは圧巻です。

以上 (UT) 090627
posted by kamuimintara at 18:58| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめします。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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