2009年01月30日

オバマ大統領をどう見ていくか、私ならこうですが

1月20日、バラク・オバマ氏が第44代米国大統領に就任、活動を始めました。黒人が大統領に選挙で選ばれたことで、米国にも世界にも大きな1ページを印したオバマ氏。大統領としての実績ははたしてどんなものを残すことになるのでしょうか。経済危機の中、多難な船出は誰の目にも明らかなのですから。

イラク戦争、経済弱者への目配りという点では、前ブッシュ大統領ときわだった政策的ちがいの意見を持っていたオバマ氏ですから、かなりの転換となることを実行することにもなるでしょう。国民皆保険制度にふみこめるならこれも新しい1ページをつくることになるでしょう。

しかし世界平和へ、日本が背負っている不平等克服へ、などという課題ではどうでしょうか。日本も、日本人もどんどんものをいうことでなければ良く変わることはないかもしれません。その意味で「channge」は、我々にも投げかけられたものかもしれません。

期待半分、不安半分の私ですが、世の中は広いもので、いろいろな意見見方がさまざまあります。オバマ氏に関する本の出版があいつぐなか、
オバマ大統領には期待できないという中味らしい本がでました。題して「不幸を選択したアメリカ 『オバマ大統領』で世界はどうなる」(PHP研究所)です。著者は「ジャーナリスト」日高義樹氏。ワシントン情報から読み解く2009年以後の国際情勢について著者の見解を述べた内容とのふれこみです。

「オバマ大統領に与えられた時間は、最大限で1年である。彼がこの短いあいだに困難な問題を解決できると思っているのは、オバマ魔術に目をくらまされているアメリカ国民だけではないか。(本文より抜粋)」(1月30日日本経済新聞広告より)

面白い視点だと受け止めました。広告の表現だけで、きちんと目を通していませんから、早飲み込みで勘違いもあるかもしれません。しかし、大統領にオバマ氏との米国民の選択は問題があるという趣旨は十分読み取れます。ブッシュ大統領のやったこと、引き起こしたこと、それで今はたいへん、だから解決をどうすればよいのか、という米国政の大争点は、日高氏の視野には素直に入ってはいないようです。

「オバマ魔術に目をくらまされているアメリカ国民」とは、とりようによっては、日高氏の予測を超えた結果をひきだしたことへの、軽率にととられかねない反応が現れているのではと感じてしまいました。アメリカでの取材経験のベテランが、アメリカ国民意識の低さを指摘していると考えられる表現をしているのですから。

今度の大統領選挙の当選可能性のあった候補は、民主党のオバマ上院議員と共和党のマケイン上院議員のふたりでした。マケイン氏が当選した場合だと、日高氏の「ワシントン情勢から読み解く2009年以降の国際情勢」はどのような内容になったでしょうか。私ならそのほうが「不幸を選択したアメリカ 『マケイン大統領』で世界はどうなる」が、ふさわしい題のように考えるのですが、たぶん日高氏のは違うのではないでしょうか。彼の判断見識、どのように読者に受け止められていくでしょうか。

言ったこと書いたことは、後からでも検証される時代になりました。ダイヤモンド社の「クルーグマンの視座」、昨年後半に出版されたものですが、過去10年にわたる論文を掲載したものです。訳者は正しさがあきらかにされたものでしかもわかりやすいとし、それが出版を実現させた動機になっているようです。カムミンタラも、紙媒体のものから、ウェブマガジンとしてインターネット上の現在まで20年以上の継続してきました。その内容、はたしてどのように受け止められ評価されていくものとなるでしょうか。

以上 (UT) 090130





posted by kamuimintara at 16:55| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめします。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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