2008年05月13日

「北の酪農の父 ダン」

カムイミンタラでは、北海道の農業についての特集もいくつか行ってきました。そのなかには、酪農に関するものもあります。その北海道の酪農の基礎をつくることに貢献したのがエドウィン・ダンです。

日本経済新聞5月9日朝刊文化欄に郷土史家田辺安一氏、が、「北の酪農の父 ダン」と題してエドウィン・ダンについて寄稿していました。

米国人エドウィン・ダンは、北海道開拓使の「お雇い外国人」の農業教師として1873(明治6)年に来日、母国での牧場経営経験から北海道での牛などの飼養場開設を指導しました。1876(明治9)年から開拓使が廃止される1892(明治15)年まで北海道で活躍しました。明治9年に札幌に真駒内牧牛場(現札幌市南区でいまはなく記念館が建てられている)開設、これは現在新得町にある道立畜産試験場のルーツだそうです。

田辺氏は、畜産試験場に勤務していた縁で、ダンについて研究を深め、定年退職後もダンを検証する財団法人に席をおいて1次資料の調査を行ってきました。その過程で、日本女性と2度結婚した最初の妻「ツル」の特定とか、も果たしていました。

私はダンを北海道開拓に貢献したアメリカ人くらいしか認識していず、北海道に生まれ育ったひとりとしてその無関心ぶりを反省することになりました。

田辺氏はすでに1次史料を翻刻した3冊の資料集をまとめたばかりでなく、さらに意欲を燃やして取り組みを進めておられるようです。成果多かれと願わずにおれませんでした。

「開拓使の廃止後ダンは帰国するが、外交官として再び来日。実業家としても活躍した後、1931(昭和6)年東京で永眠した。
今私は、ダンの農業教師としての仕事ぶりと北海道での公的生活、私的生活の全体像を明らかにする新たな資料集の編集に取り組んでいる。1次史料こそが、4半世紀を日本のために捧(ささ)げた先覚者の実像を伝えてくれるからである。」

以上 (室長) 080513
posted by kamuimintara at 13:12| 北海道 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする