2005年12月から2006年7月まで、毎日新聞に連載(計5部)された企画「縦並び社会」シリーズが、毎日新聞社より9月に出版されました。毎日新聞社会部「縦並び社会 貧富はこうして作られる」(本体1400円+税)です。
現在の新しい格差を、派遣労働などの現場から浮き彫りにしています。さらに、そうした記事についての読者、研究者からの発言をていねいに集め、多面的多角的な内容にしています。目は日本国内に留まらず、広く海外の実情も広く深くふれるものにしています。
いまのままの「格差」の進行、将来誰にとっても深刻さが増すと言う警鐘が鳴らされていました。説得力ある分析です。将来の可能性の芽を摘むことの恐ろしさを教えてくれています。改めてセーフティガードも見つめ直さなければなりません。
最後の第5部「識者からの提言」、立場考えを違いをのりこえて、憂慮しなくてはならない問題の大きさをはっきりさせています。企画「縦並び社会」は、どこから考えていけばよいのか、どんなことを行動につなげなければならないのか、国民ひとりひとりに対して、誠実な投げかけが行われています。
以上 (UT) 061007

