8月24日、国際天文学連合の総会(チェコ・プラハで開催)で、太陽系の惑星の新しい定義を採択しました。それによると、これまで惑星とされてきた太陽からもっとも遠い冥王星は、矮惑星として、惑星としては認めないことなりました。76年間、惑星とされてきた冥王星がはずされたことで、太陽系の惑星は8個ということになりました。
天文学の進歩のなか、今回の新しい定義にいきついたようです。あたらしい発見や進歩が、人間の認識を拡げてくれています。かっては、地球が太陽の周りを回っているということすら、いまでは常識となりましたが、人間の歴史ではごく最近になってからの定着です。実際に人工衛星をうちあげたり、月に人類が到達したりとの現実もそれを裏打ちしている現代です。
太陽が地球の周りを回っているはずという「天動説」が打破されるには、長い時間と科学の進歩が必要でした。科学の世界でない、歴史の世界人間の活動についての論議は、実験で実証するとかがないだけ、厄介な面があります。
ひろく知られた南京大虐殺の中国人証言者夏淑琴さんは「ニセ被害者」であるとした東中野修道氏らの著書が日本で出版されました。東中野氏のこれまでの発言は多少知っていましたので、そこまで決めつけようというのかと、びっくりさせられました。いま夏さんから提起された裁判が日本と中国で別々に進行しています。中国・南京の裁判所では原告勝利の判決がでました。日本でもこの裁判に76年もかかることはなさそうです。
追記
カムイミンタラ1990年7月号(通巻39号)特集は「天体を観測する」(アーカイブズ収録)でした。1987年より活動している「北海道彗星・惑星会議」の活動をそのメンバーに登場いただき、紹介させていただきました。
以上 (室長)

