7月号公開しました。特集が江別の「ドラマシアターども」、4月にどもW(フォー)をスタートさせました。これまでの歩みなど伝える内容です。また「ずいそう」は、山口さん、大橋さん、谷さんの3人の方より寄稿いただきました。それぞれの方の個性が感じられるものです。
こうしたことをお伝えする「編集室ノート」、ホームページ本体とは別にブログ(カムイミンタラブログ)という形に今回よりいたしました。アーカイブズを含めたカムイミンタラに関してのこと、もっとお伝えできるように努力いたします。また、読者の皆様の声、気軽にお寄せいただければ幸いです。
これまでの「編集室ノート」記載分、アーカイブズの公開を始めた2004年7月からのものですが、さかのぼっての収録となっています。ふりかえって確認できることにもなりました。あわせてご笑覧いただければ幸いです。
以上 (室長)
2006年06月30日
2006年06月25日
おすすめします 保阪正康「松本清張と昭和史」
幅広い著作活動をされている保阪正康さん(1939年北海道生まれ)が、平凡社新書で、「松本清張と昭和史」(本体720円税別)をこの5月に出版されました。記録者として昭和史をほりさげて系統的に追求してきました。その保阪さんが、作家松本清張の「昭和史発掘」「日本の黒い霧」を再検証するという意欲的な試みです。
先達としての松本清張と清張史観を、暖かい目でとらえ、かみくだいています。対象作品の親切な解説も付記され、該当著作にそれほどなじんでいない読者にも親切な構成です。
「松本は、決して硬い言葉で官憲に対する怒りを語るのではなく、小説的な手法を借りて、そのなかに現実を細かく描写することで私たちが昭和前期に何を失ったのか、何が見えていなかったのかを丹念に描いている。それゆえに説得力を持っている。」(41ページ)
エピローグは以下の文でしめくくられています。
「20世紀前半の日本の錯誤については、冷静に問い直しをしなければならない。それなしに私たちは21世紀の空間に身を置くことははできない。もしその問い直しや検証なしに21世紀に身を置くなら、私たちの国は『急角度にその性格が変わっていく』ことになるのではないか。そうした自問をくり返すために松本作品は存在している。政治や思想とは別に、私たちの感性や知性を鍛えるために存在しているともいえる。今こそその理解が必要になっている。」
以上 (室長)
先達としての松本清張と清張史観を、暖かい目でとらえ、かみくだいています。対象作品の親切な解説も付記され、該当著作にそれほどなじんでいない読者にも親切な構成です。
「松本は、決して硬い言葉で官憲に対する怒りを語るのではなく、小説的な手法を借りて、そのなかに現実を細かく描写することで私たちが昭和前期に何を失ったのか、何が見えていなかったのかを丹念に描いている。それゆえに説得力を持っている。」(41ページ)
エピローグは以下の文でしめくくられています。
「20世紀前半の日本の錯誤については、冷静に問い直しをしなければならない。それなしに私たちは21世紀の空間に身を置くことははできない。もしその問い直しや検証なしに21世紀に身を置くなら、私たちの国は『急角度にその性格が変わっていく』ことになるのではないか。そうした自問をくり返すために松本作品は存在している。政治や思想とは別に、私たちの感性や知性を鍛えるために存在しているともいえる。今こそその理解が必要になっている。」
以上 (室長)
2006年06月22日
編集室ノート、移動しました
ウェブマガジン・カムイミンタラのトップページに、「編集室ノート」欄を設けこれまでお知らせなどを報じてきました。ただ、小回りがきくものとはなっていませんでした。
今回、編集室と読者の方々との双方向性を強めるため、編集室としてブログ「カムイミンタラブログ」新たに設けることといたしました。これまでの編集室ノートはまもなく区切りとさせていただきます。いままでに報じてきたことの内容、一部はここに採録もすることもあります。
今後ともよろしくお願いいたします。(室長)
今回、編集室と読者の方々との双方向性を強めるため、編集室としてブログ「カムイミンタラブログ」新たに設けることといたしました。これまでの編集室ノートはまもなく区切りとさせていただきます。いままでに報じてきたことの内容、一部はここに採録もすることもあります。
今後ともよろしくお願いいたします。(室長)
2006年06月21日
ドクさん、おめでとう
6月18日の新聞各紙は、ベトナムのグエン・ドクさんが今秋結婚する予定であることを報道しました。日本での支援者に、そのことと結婚式への参加をよびかけた知らせから伝わったもののようです。ドクさんおめでとうとの気持ち、私にもわきおこりました。
「ベトちゃん・ドクちゃん」で知られるドクさんは、ベトナム戦争での米軍の枯葉剤散布による影響を受けて誕生、ベトナムそして世界の支援を受けて、成長してきました。昨2005年6月には初めて北海道を訪問、9日間の滞在野中、20代の好青年に成長した姿を多くの人との交流で示してくれました。私も彼から元気をもらったひとりとなりました。
ウェブマガジン・カムイミンタラ2005年7月号の特集は「ドクさん、こんにちは」です。ドクさんの北海道交流記をくわしく伝えるものとなっています。北海道で初めて自然の雪に触れたドクさん、みんなに元気を与えて元気にもどっていきました。カムイミンタラのアーカイブズで、お読みいただければ幸いです。(室長)
「ベトちゃん・ドクちゃん」で知られるドクさんは、ベトナム戦争での米軍の枯葉剤散布による影響を受けて誕生、ベトナムそして世界の支援を受けて、成長してきました。昨2005年6月には初めて北海道を訪問、9日間の滞在野中、20代の好青年に成長した姿を多くの人との交流で示してくれました。私も彼から元気をもらったひとりとなりました。
ウェブマガジン・カムイミンタラ2005年7月号の特集は「ドクさん、こんにちは」です。ドクさんの北海道交流記をくわしく伝えるものとなっています。北海道で初めて自然の雪に触れたドクさん、みんなに元気を与えて元気にもどっていきました。カムイミンタラのアーカイブズで、お読みいただければ幸いです。(室長)
2006年06月05日
お勧めします 竹中千春「世界はなぜ仲良くできないの?」
明治学院大学国際学部教授竹中千春さんが、「世界はなぜ仲良くできないの?−暴力の連鎖を解くためにー」(阪急コミュニケーションズ 2004年6月刊 本体1600円+税)を出版しています。2年たった今春、私も読む機会がありました。「逆説的ですが、(アフガニスタンの)地域社会の暴力のレベルは、2001年の戦争以前より高まりました。アメリカから多額の軍事援助が流れ込み、大量の兵器が持ち込まれたからです。」(181ページ)最近の報道では、今アフガニスタンは、また米軍に対してあるいは地元の勢力の中での流血の事態が多発する状況になっているようです。先を見通した判断と受け止めました。竹中さんは、「安全で豊かな社会」にいる人も含めた多くの人々が、「あ、痛い」と感じて他人の痛みを共有してほしいこと、それからの仲間意識がつくられていくことを、望んでいます。幅広い見識体験からの温かなメッセージがこめられた内容の本です。(UT)

